2017/01/06 13:29 更新

ベストボディ・ジャパン 2015 グランプリ受賞者・鈴木香恵さんインタビュー ~なりたい自分へ挑戦するために~

ベストボディ・ジャパン』という、健康的な身体の美しさだけでなく、内面的な美しさも問われるコンテストが毎年開催されています。

そのウーマンズクラスでグランプリを受賞した鈴木香恵(すずきかえ)さん。
鍛え抜かれた心身が美しい彼女に、コンテストの魅力から、オーディションを控えた時の心構えや準備方法など、じっくり聞いてきましたよ。

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<Profile>
鈴木香恵 Kae Suzuki

1979年12月生まれ。
2015年6月からトレーニングを開始。
ミス・ベストボディ・スーパーモデル2016日本大会ファイナリスト。
ベストボディ・モデル2015 ウーマンズクラス グランプリ

生理学、栄養学を学び、簡単でおいしく健康的な食事や栄養管理を行いつつ、OLとして働き忙しい日常の隙間の時間を縫い合わせて行う筋トレ = 隙間トレーニングで、日常の意識改革でベストボディを目指す。
現在、食、トレーニング共に理想のカラダへと改善を目指すプライベートレッスンも受付中。
●オフィシャルblog
http://kae-suzuki.01blog.net/

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―― 『ベストボディ・ジャパン』って、どんなコンテストなのですか?

「今年の開催で5年目になる『ベストボディ・ジャパン』というコンテストは、日本人好みな、健康的なボディの美しさを競うコンテストのことですね。
これは年齢別、男女別に分かれて開催されます。もっとも、『知性・品格・誠実さ』を兼ね備えている事が理想の人物像として、心身のすべてのクオリティが問われるコンテストです」

 

―― それは、筋肉モリモリな人が競い合うような大会??

「よく誤解されますが、ボディビルのコンテストとは違います。だって、私のことをどう見てもムキムキの身体じゃないでしょ?
すごく超ザックリした説明になりますが、ボディビルコンテストは筋肉の大きさ、ベストボディ・ジャパンコンテストはバランスのとれたトレーニングをされた女性らしい美しい身体っていう感じかな」

 

―― それにしても、香恵さんはいま37歳。その年齢でコンテストにチャレンジしようと思った動機はどんなところなのでしょう?

「正直に告白すると、私、マッチョな男性がすごく好きなんです。それで、どこへ行ったらそんなイケメンマッチョに出会えるかなって考えていた時に、『あ、このコンテストにいっぱい出てるじゃん!』ってひらめいて。それで出場を決めたっていう、不純な動機(笑)」

 

―― (笑)。実際、コンテストに出場したらそんな男性とは巡り合えたのですか?

「コンテストに出場することで、いろんな人との出会いはあったけど、残念ながら恋愛には発展していないかな(笑)。まぁ目の保養にはなりましたが(笑)。ただ、出場している人すべての、自分の身体への美意識やメンテナンスの完成度といったところを目の当たりにして、とても刺激を受けたことが一番の収穫でした」

 

グランプリを目指して、普段の生活で大切にしていることとは?

『ベストボディ・ジャパン』は、女性らしい美しさというものを競うコンテスト。

もちろん、そこには「健康美」も問われます。
コンテストを勝ち抜いていくためには、日々の鍛錬、努力が欠かせないのですが、いったいどのようにして日々向き合っているのでしょうか?

鈴木香恵さんの魅力を形作った秘訣に迫りました。

 

―― そもそも、コンテストに出場するために、身体を鍛えるのがツラそう・・・

「私の場合はパーソナルトレーナーをつけて、週2回ジムワークで鍛えています。そこに自主トレーニングを週1で付け足す感じ。あとは、日常生活の中にも筋肉トレーニングを取り入れています。たとえば、電車に乗っているときとかに足の筋トレをしたり、テレビを見ながら腹筋したり」

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―― 意外にもトレーニング日が少ないように感じました。

「トレーニングする日数自体よりも、日常で絶対にタブーなことは“美しくなるんだ”という意識を忘れてしまうこと。
トレーニングって、出来てたかだか週2か3回くらいなんですよ。それ以外の日常で流れている時間のほうが圧倒的に長いのだから、そこの意識をどうするかで筋肉の形、ひいては身体全体の形が良いほうにも悪い方にも変わってしまうのです。

だから、普段立っている時ですら、何気に立つんじゃなくて、姿勢に気を配ったり、筋肉を意識して使ったり。そういう一瞬一瞬の積み重ねが、いまの私を支えているんだと思います」
 

―― 食事の制限とか、やっぱりキツイんでしょうか??

「基本的に、食事制限なんてしないです。食べる量は減らさず、食べるモノに気を付ける。
量のことより、質のことを重視して考えることが大切かな」
 

―― えー、全然食べる量を変えたりしないのですか?

「痩せようとすると、食事量を減らすことで極端にカロリー制限をかける人が多いのですが、それはベストボディコンテストに合う、健康的で美しいボディメイクのためにはマイナスだと考えています。それやっちゃうと、筋肉量まで落としてしまうから」
 

―― では、美しい身体を作るために、食事はどんなことに気を付ければいいのですか?

「その答えはいたって、超シンプルですよ。体の基となるタンパク質を多く摂取すること。そして野菜をガンガン食べる。私自身、そこにはとても気を付けています。
半面、いま流行りの糖質制限とかは全然気にしていません。米やパンとかだって、フツーに気にせず食べちゃっています。その分トレーニングで消費することを考えますね」

 

―― やはりお話しを伺っていると、『ベストボディ・ジャパン』のファイナリストになるだけでも、かなりの狭き門には違いなさそうですよね?

「ただ痩せているだけではやっぱダメで。
ちゃんとしっかりトレーニングをしないと身体にメリハリがつかないから。ちゃんと食べていないと、ただただ痩せていくだけ。
だから、食事を摂りつつ、トレーニングで引き締めていくというバランスを大事にしながら日々を過ごすんです。筋肉って、すぐには形に現れないからね」

 

「オーディション」で合格するために考えるべきこと!

これを読んでいる皆さんは、オーディションをどんなふうに考えていますか?

本番の日は緊張でドキドキしちゃうけど、準備の段階から目標の定め方をきちんと見据えて臨めば、夢は叶うはず。そのことは、実際にグランプリを受賞した鈴木香恵さんの説得力のある言葉ひとつひとつが、とても参考になると思います。

―― そこで香恵さんはグランプリを受賞しちゃう訳ですが、並大抵の努力ではなかったのでは?

「周りからはすごく頑張っているんでしょ、頑張ったんでしょ、って言われるんだけど、本人はそんな意識は全然ない。
だって、美しくなるための事がもうすでに習慣になっているから、そのこと自体が当たり前のレベルになっているの。朝起きて、歯磨きするのと同じレベルのこと。そこまで自分をもっていけたら、もう勝ったも同然でしょ」

 

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―― 逆に、それこそがすごくストイックな発言に聞こえます。

「うーん、でもね、ぶっちゃけ成果を出そうとした時、それを実現するためにすべき事を継続して努力していけるかどうか。それしかない。
私が何かを目指すとき、まず考えることが、『どうやったら努力が習慣化できるようになるか』ってことだからね」

 

―― このharumaki は、オーディションに合格して世の中へ飛び立ちたい若い世代の人たちが多くの読者です。
何かメッセージを最後にいただいてもよろしいですか。

「オーディションってどういうものかって言うと、そこで募集している人のタイプと、自分のキャラとか持っている資質がマッチするかどうかで結果が決まるものだと思うんです。

たとえ、世間的にどれほどキレイって言われている人でも、オーディションの趣旨が合っていないと合格しないだろうし。
逆に、ブスな人でも受かる時は受かる。オーディションで合格したけりゃ、自分に合うものを探せばいいっていう話です。そのためには、常日頃から自己研究をサボったらダメですね」

 

―― やっぱり「客観的に自分のことを知る」ということが、一番大事な気がしますね。

「自分の魅力をアピールしていくためには、努力したら自分がどこまで目指しているところまでたどり着けるのかを知っておかないといけない。そこをわかっている人が、自分の魅力を引き出せる人だと思うし、費やしてきた努力が成果につながる人なのだと思います」

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